<アジア大会:陸上>◇第14日◇2日◇韓国・仁川

 男子1600メートルリレー決勝に金丸祐三(27=大塚製薬)藤光謙司(28=ゼンリン)飯塚翔太(23=ミズノ)加藤修也(19=早大)で臨んだ日本が、3分1秒88で4大会ぶりの金メダルを獲得した。

 男子400メートルリレーに出場後、55分で出走した飯塚は「(出番は)今日の昼間に言われました。不安もあったけど“行くしかない”と。とりあえず気持ちをぶつけました」と執念の走り。心は熱かったが、頭は冷静にペース配分。「ピッチを上げすぎず、うまくリズムに乗ってを心がけました。200を過ぎて脚にきたけど、そこからはストライドを伸ばして、地面を一歩一歩、とらえる感じで」と振り返った。短距離個人では200メートルを“本職”としスピード強化の100メートルも出場することがあるが、400メートルはめったにない。“和製ボルト”が驚異のスタミナを示した。