<アジア大会:レスリング>◇第12日◇9月30日◇韓国・仁川

 レスリング男子グレコローマンスタイル計4階級が行われ、59キロ級の長谷川恒平(青学大職)が前回広州大会55キロ級に続いて金メダルを獲得し、アジア大会のグレコで日本選手初の2連覇となった。

 アジア大会の男子グレコローマンスタイルで、日本レスリング初の2大会連続優勝を決めた。最軽量59キロ級の長谷川は、前回の広州大会55キロ級王者の実力を発揮し「前回優勝から五輪も経験し、落ち着いていた」と誇った。

 昨年の世界選手権55キロ級を制した北朝鮮選手との決勝は「僕も高いレベルでやってきた」との決意で臨んだ。第1ピリオドに4点先行されたが「取り返せる」と慌てない。第2ピリオドで追い付き、さらに相手を押し倒して4点を加え、反撃を封じた。ロンドン五輪は3回戦敗退。4月から母校の青学大職員になり「自分の練習時間は(1日で)1時間あるかないか」という環境で連覇を達成した。