日本バスケットボール協会は20日、ジャカルタ・アジア大会に参加中の男子バスケットボール代表選手4人が行動規範の違反で日本選手団の認定を取り消された問題を受けて、三屋裕子会長が謝罪のコメントを出した。コメントは次の通り。

 「このたび、第18回アジア競技大会において、バスケットボール男子日本代表選手4名が日本代表選手団ウエアを着用し、現地歓楽街で遊行するという不適切な行動をとったことが発覚し、昨夜、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)よりご連絡をいただきました。この不祥事について、国民の皆さま、またバスケットボールを応援、支援してくださっている関係各位に対し、心よりおわび申し上げます。また、当該4名を除く代表チームの大会継続参加をお認めいただきましたことについて、JOCに感謝申し上げます。今回の彼らの行動は、日本を代表する立場で戦いの場に臨む日本代表選手として言語道断であり、その思慮に欠ける行動に言い訳の余地はありません。一方で私たちの管理監督責任も痛感いたしております。すべての詳細を把握できていない現状ですが、当協会としても、この後本人たちからの聴取も含めて詳細を再確認いたします。当該選手たちに対する処分については、また改めてご報告させていただきます。二度とこのような不祥事を起こすことがないよう、当協会は全力を挙げて、管理体制の強化ならびに選手たちの意識改善・向上に取り組んでまいります」

 4選手は日本選手団のユニホームを着て、ジャカルタの歓楽街・ブロックMで買春とみられる行為をしたという。日本選手団を追放された4選手は20日早朝、ジャカルタから帰国の途に就いた。