ジャカルタ・アジア大会女子100メートル自由形決勝で池江璃花子(18=ルネサンス)が、53秒27と個人2種目で優勝して、これで今大会3冠となった。

 「今日は金メダル2つとることが目標。しっかりとれて良かった。今の調子のわりに良い結果。ここ(プール)を歩きすぎて全然緊張しない」。

 まずは50メートルバタフライ決勝で優勝。約40分後に予定されていた100メートル自由形も制した。これで19日の400メートルリレーに続いて3個の金メダル獲得となった。最大8種目に出場する今大会は、ここまで負けなしと、絶好調を保っている。

 池江は予選後に「50メートルバタフライは思った以上に体が動かなかった。100メートル自由形は疲れがあったが、そこまで遅くなかった。2種目とも体幹新記録と優勝を目指したい」と強気に言い切っていた。前週パンパシフィック選手権からの連戦で、きっちりと勝ちきることを目標としていた。

 21日は、本命の100メートルバタフライを迎える。大会前から世界3人目となる55秒台突入を宣言している。自己ベストはパンパシの優勝タイム56秒08。勝てば4冠目となるが、大目標は東京オリンピック(五輪)。アジアで勝つだけでは満足できない。18歳が、自分との勝負に挑む。