ジャカルタ・アジア大会の男子バスケットボール代表選手4人が20日、行動規範の違反で日本選手団の認定を取り消され、帰国処分となった不祥事を受け、日本バスケットボール協会は同日夜、都内で緊急記者会見を開いた。

 不祥事を起こした永吉佑也(27=京都ハンナリーズ)は会見で、16日深夜、食後にジャカルタ市内の繁華街で4、5人の現地女性に声をかけられ、金銭の交渉をした上で買春したことを認め「はい、そうです。自分たちの認識の甘さが出たと反省しております」と謝罪した。

 永吉は当時の様子を聞かれ「食事後、2軒目を探し歩いていたら声をかけられ、話をする形で、現地のあいさつを私は覚えたので話したコミュニケーションがあった。80%くらい何を話しているか理解できずゼスチャーで話していた。日系企業の方に何を話しているか聞いてもらった」と語った。

 その上で「お金の話をしているので、あっ、そういうことかと認識し、少しの交渉があった。その後、ホテルに行ったという流れでございます」と、買春だと認識しながら、女性とホテルに言ったことを認めた。【村上幸将】