ジャカルタ・アジア大会日本選手団の主将を務める陸上男子100メートル代表の山県亮太(26=セイコー)ら日本代表が21日、成田空港からジャカルタに向けて出発した。

 山県は「練習の質も量も積めている状態なので楽しみ。金メダルと9秒台をめざしてやっていきたい」と目標を掲げた。中国のライバル選手と戦って行く上で「9秒台という数字は現実的に出していかないといけない数字」とし、「リレーもアジア記録保持者として金メダルを目指して、東京五輪にもつながるレースができれば」と闘志を燃やす。

 2度目のアジア大会を、日本選手団の主将という立場で迎える。大会中に発生したバスケットボール男子代表による一連の買春問題を報道で知ったという山県は「残念だなとの思いがあります。自分ができることとしては、率先して規律を守っていって、しっかりと行動で示すものがあればいいなと思う」と主将としても背中で日本選手団を引っ張っていく。