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世界陸上2007


大会概要

 正式名称は「IAAF世界陸上競技選手権」。世界のトップアスリートが「真の世界一」を目指ししのぎを削る、まさに夢の舞台だ。第1回大会は1983年、フィンランドのヘルシンキで183の国と地域が参加して行われた。世界新記録が2つ誕生。残念ながら日本のメダル獲得はならなかったが、五輪などと並ぶビッグイベントの第一歩を踏み出した。

 4年後の1987年にイタリア・ローマで行われた第2回大会ではあのカール・ルイス(米国)が男子100メートルで9秒93の世界新記録をマーク。さらに4年後の1991年には日本初開催となった東京大会が行われた。ここでもルイスが9秒86の世界新記録をマーク。地元日本はマラソンで大活躍。男子は谷口浩美が金メダル、女子は山下佐和子が銀メダルに輝き、開催国のメンツを保った。

 その後は2年おきの開催となり1993年の第4回大会はドイツ・シュツットガルト、1995年の第5回大会はスウェーデンのイエテポリ、1997年の第5回大会はギリシアのアテネ、1999年の第7回大会はスペインのセビリア、2001年の第8回大会はカナダのエドモントン、2003年の第9回大会はフランス・パリ、2005年の第10回大会は再びフィンランドのヘルシンキで行われた。

 過去10回の世界陸上の舞台で、世界新記録は18個誕生。日本人選手は17個のメダル(金3、銀5、銅9)を獲得している。今年の夏はどんなドラマが生まれるか。夏の甲子園が終わったばかりの関西で、目が離せない熱い闘いが始まる。

競技場メモ

長居陸上競技場の全景
世界陸上開催を控え国際陸上連盟の定めるクラス1認定を取得するためトラックが改修された長居陸上競技場(2007年1月15日)

 2006年1月に改修が完了し新トラックが設置された。以前から高速トラックとして名高いが、今回さらに「ひんやり効果」が加わった。トラック表面に特殊な素材を吹きつけて表面温度の上昇を抑え、従来に比べて7度のダウンに成功したという。暑さがやわらげば走りも快適。“クール・ランニング”で好記録が期待できそうだ。秘密は表面だけでなくトラック内部にもある。「世界初」の構造が高速トラックを支える。産業廃棄物減少とコストダウンのため、表面3~5ミリ部分だけを取り換える「オーバーレイ工法」を導入。表面の硬い層とその下の軟らかい層の間に新開発の素材層をはさみ、衝撃吸収と高反発の両方を実現した。国際陸連の検査では係員が「世界一の仕上がり」とたたえたほどだ。それだけに世界新連発の“記録的大会”となる可能性もある。

 所在地は大阪市東住吉区長居公園1の1(長居公園内)、アクセスは地下鉄御堂筋線「長居駅」、JR阪和戦「長居駅」または「鶴ヶ丘駅」下車。いずれも徒歩5分。収容人員は約5万人。



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