気さくな小崎に金メダル級の応援
小崎まり(32)の飾らない人柄が450人の大応援団を集めた。今回もノーリツの会長、社長をはじめ同社の役員全員が長居陸上競技場に駆けつける。
ノーリツの広報・IR室長の寺島喜芳さんは小崎を「礼儀正しく常識をわきまえた女性」と評する。トップアスリートの中には学生時代からずっと競技のみに集中してきた選手が多い。小崎は高校こそ陸上の名門・宇治(現立命館宇治)に在籍したが、特筆するような成績は残していない。卒業後は大阪短大に進学して陸上部に所属したが、アルバイトをする時間も多く、ここでも目を見張るような記録はない。96年にノーリツに入社してから01年に日本選手権1万メートルで優勝するまで、実に5年もかかっている。いわゆる陸上エリートではなく、下積み時代が長かったからこそ、周囲への気配りや常識的な行動をとれる女性になったのかもしれない。
かつて小崎の会社の上司として、現在はノーリツ陸上競技部の後援会事務局長として小崎と接し続けてきた北川彦信さんは「小崎ほど我々の応援に感謝してくれる選手はいない」と話す。レースが終わると成績が悪くても、必ず応援団のところに駆けつけてお礼を言う。先日行われた激励会には600人近くが集まり、小崎は目に涙を溜めて感謝した。北川さんは「これまでも小崎は私たちの応援に応える走りをしてくれた。世界選手権では金メダル級の応援をするので、小崎も頑張ってほしい」と期待を込めた。
[2007年8月27日14時13分]
- 小崎まり(おざき・まり)
- 1975年(昭和50年)7月16日、大阪府枚方市生まれ。宇治高(現立命館宇治高)から大阪短大(現太成学院大)を経て、1996年にノーリツ入り。世界選手権には過去2回出場しており2001年エドモントン大会1万メートル19位、2005年ヘルシンキ大会マラソン15位。マラソンの自己ベストは03年1月の大阪国際でマークした2時間23分30秒(日本歴代10位)。2007年3月に結婚。162センチ、46キロ。血液型はAB。
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