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世界陸上2007


福士14位、北京はマラソン/世界陸上

女子5000メートル 決勝 ゴールし観衆に手をふる福士
女子5000メートル 決勝 ゴールし観衆に手をふる福士

<世界陸上:女子5000メートル決勝>◇8日目◇1日◇大阪・長居陸上競技場

 女子トラック長距離のエース福士加代子(25=ワコール)が、ついに事実上のマラソン挑戦を“宣言”した。5000メートル決勝は14位に終わったが、今後について「マラソンって競技もありますよね」と色気たっぷりに、注目の4文字を口にした。スピードを生かせる大阪国際女子マラソン(来年1月)に照準を絞ることが有力視される。五輪2大会連続で女王を輩出した日本女子マラソン界に、爆走娘が満を持して割って入る。メダルが期待された男子400メートルリレーはアジア記録を出しながら5位に終わった。

 福士のマラソン挑戦が、いよいよ現実味を帯びてきた。14位に終わったレース後、爆走娘は独特の言い回しで“宣言”した。「オールマイティーでやれればいい。(マラソンを)やってもいいかな? やってもいいかな?」。おどけた表情で周囲を見渡しながら笑った。

 これまで、マラソン挑戦の話題には「42キロは長すぎる」と消極的だった。それが「マラソンって競技もありますよね」と選択肢にあることを初めて明言。さらに「音楽つけて、冷房があって、シャワーがあって、給水のときにリンゴ。芸能人の応援があったらいいなあ」と“福士節”で意欲を見せた。

 レースはスタートから世界記録保持者デファー(エチオピア)らを従えて先頭に立ち3000メートルまでトップを快走。だが、10位に終わった25日の1万メートル同様、終盤はエチオピア、ケニア勢の加速についていけず、入賞争いもできなかった。福士は今季3度参加したエチオピア代表合宿でも実力差を肌で感じたという。やはり五輪でメダルを争うなら…と、マラソン挑戦へ気持ちが傾いても不思議ではない。

 昨年2月の丸亀ハーフマラソンでは、野口みずきを破って日本記録(1時間7分26秒)をマーク。マラソン挑戦で北京切符争いは、さらに過熱する。トラックで実績あるスピードを生かすなら、好タイムが狙える大阪国際が有力。「これからやっと夏休みです~」。暑い夏の終わりに、福士の挑戦が始まろうとしている。【西尾雅治】

[2007年9月2日9時18分 紙面から]

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