<世界陸上>◇21日◇ベルリン五輪スタジアム

 男子やり投げ予選A組で村上幸史(スズキ)が2投目で自動通過ラインの82メートルを越える83メートル10の自己新記録をマークし、同組1位(全体では2番目)で23日の決勝に進んだ。日本選手の決勝進出は1987年大会6位の溝口和洋以来、22年ぶり。

 男子400メートルリレー予選で北京五輪3位の日本(江里口、塚原、高平、藤光)は38秒53で1組2着となり、22日の決勝に進んだ。同五輪王者のジャマイカなどが予選を通過したが、米国はバトンミスで失格した。

 女子走り幅跳び予選A組の桝見咲智子(九電工)は6メートル23の同組15位で敗退した。

 女子200メートルはアリソン・フェリックス(米国)が22秒02で3連覇を達成し、北京五輪優勝のベロニカ・キャンベル・ブラウン(ジャマイカ)は22秒35で2位。男子400メートルは北京五輪金メダルのラショーン・メリット(米国)が44秒06の今季世界最高で初優勝し、3連覇を狙ったジェレミー・ウォリナー(米国)は44秒60で2位だった。