<世界陸上>◇23日◇男子やり投げ決勝◇ベルリン五輪スタジアム

 日本選手として22年ぶりに決勝進出した村上幸史(29=スズキ)が2投目で82メートル97を投げて3位に入った。世界陸上、五輪を通じて日本人のやり投げのメダル獲得は初めて。投てき種目では北京五輪ハンマー投げ銅メダルの室伏広治以来となる。

 村上は「入賞を目標にしていて、メダルは考えてなかったのでどう喜んでいいのか…。3投までで決まると思っていたので、2投目に記録を出せてよかった。家族にはしっかり投げましたと伝えたい」と話した。

 優勝は89メートル59を投げたアンドレアス・トルキルトセン(ノルウェー)。