五輪を含めた世界大会で日本人初のやり投げのメダリストになった村上幸史(29=スズキ)は、帰国と同時に同じ投てきの04年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治に、帝王学伝授を希望した。「これからは大会でも私生活でも注目される。同じ投てき種目の室伏さんが目標。いろいろ聞きたい」と話した。室伏とは大会で顔を合わせれば会話をする仲。今回の快挙後も村上の恩師を通じて「おめでとう」と祝福されたという。25日は50人を超える報道陣に囲まれ驚いたが「こういう中で冷静にいられるようになりたい」と話し、一刻も早い室伏との対面を心待ちにしていた。