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注目選手

マラソン 赤羽有紀子

写真:赤羽有紀子

 日本のママさんランナーとして初の世界大会出場ということもあり、注目度上昇中だ。夫周平さんがコーチ、長女優苗(ゆうな)ちゃん(2)が応援し、家族で戦う姿がメディアで取り上げられがちだが、決して話題先行タイプではない。その実力を見せつけたのが2009年1月25日の大阪国際。初マラソンで堂々の2位。それも30キロ付近で渋井陽子と先頭集団を抜け出し、勝負をかけての銀メダルだった。初マラソン歴代7位のタイムも立派で、この内容が評価され、世界の最後の1枠に滑り込んだ。

 北京五輪の悔し涙がマラソン挑戦を決定づけた。五輪では1万メートルは20位、5000メートルは予選落ち。5000メートルのレース後、スタンドで待つ夫の周平コーチの元に泣きながら戻り、雪辱を誓った。2012年ロンドン五輪で第一線を退くことを決めており、残された現役の日々に全力を尽くす。

 世界選手権に向けての合宿では「チーターの動き」を取り入れた。背骨の辺りを柔軟に動かす走りが目標で「動物みたいな感じです。30キロまで楽に走って、そこからギアチェンジする」と説明する。初マラソンで高いポテンシャルを示しており、世界をあっと言わせるかもしれない。

赤羽有紀子(あかば・ゆきこ) 1979年(昭54)10月18日、栃木県芳賀町生まれ。芳賀中1年で競技を始め、真岡女高から城西大へ進学。卒業後02年にホクレンへ。01年ユニバーシアード1万メートル銅メダル。05年3月に結婚し、06年8月に長女優苗(ゆうな)ちゃんを出産。夫周平さんがコーチを務めている。好きな食べ物はすし(トロ)158センチ、42キロ。

自己ベスト 2009年1月25日 大阪国際女子マラソン 2時間25分40秒
主な戦績 2008年 大阪国際女子マラソン 2位(2時間25分40)
2008年 北京五輪 5000メートル予選敗退(15分38秒30)
1万メートル20位(32分0秒37)
2008年 全日本実業団ハーフマラソン 優勝(1時間8分11秒)

マラソン 渋井陽子

写真:渋井陽子

 4月に左太もも裏を痛めて調整が遅れていたが、米国での高地合宿の合間を縫って練習の一環として7月26日サンフランシスコ・マラソンに出場、女子の部で2時間46分34秒で1位になった。今後は慎重に状態をチェックしながら、8月23日の本番に備える。

 1月大阪国際女子に出場、負けたら「引退」の背水の陣で挑んだ。2時間23分42秒でゴールし、04年9月のベルリンマラソン以来、4年4カ月ぶりの優勝を果たした。終盤で失速した08年11月の東京国際女子の反省を生かし、前半は自重。中69日での連戦をものともせず、後半のタイムが前半を上回る「新戦術」で、8月世界陸上マラソン代表に内定。コースは違うものの、日本記録(当時)をマークしたベルリンで上位入賞を目指す。

渋井陽子(しぶい・ようこ) 1979年(昭54)3月14日、栃木県那須塩原市生まれ。那須拓陽から1997年に三井住友海上入り。01年1月の大阪国際女子で初マラソン世界最高の2時間23分11秒で優勝。02年5月に1万メートルで30分48秒89の日本新記録を樹立。04年9月ベルリンマラソンで日本新記録で優勝した。08年北京五輪1万メートル17位。165センチ、47キロ。

自己ベスト 1996年10月14日 広島広域 3000メートル 9分11秒37
2002年5月11日 国際グランプリ大阪 5000メートル 15分18秒92
2002年5月3日 カーディナル招待 1万メートル 30分48秒89(日本記録)
2004年9月26日 ベルリンマラソン マラソン 2時間19分41秒
主な戦績 2001年 大阪国際女子マラソン 優勝(2時間23分11秒)
2001年 世界陸上マラソン 4位(2時間26分33秒)
2002年 シカゴマラソン 3位(2時間21分22秒)
2003年 世界陸上 1万メートル 14位(31分42秒1)
2004年 ベルリンマラソン 優勝(2時間19分41秒)
2006年 名古屋国際女子マラソン 2位(2時間23分58秒)
2008年 日本選手権 1万メートル 優勝(31分15秒7)
2008年 北京五輪 1万メートル 17位(31分31秒13)
2008年 東京国際女子マラソン 4位(2時間25分51秒)
2009年 大阪国際女子マラソン 優勝(2時間23分42秒)

マラソン 加納由理

写真:加納由理

 7月10日に米アルバカーキでの高地合宿に出発した。世界陸上まで帰国せず米国からベルリンに入る世界1周の旅になる。クラブチームのため資金は潤沢でないが、ウェブサイトで1口5000円の協賛金を募ったところ、約100万円に達した。「最初は、こんなことやっても無理やろ、集まらないと思っていたけど、協力してくれる人が多くて感謝しています」。期待が詰まった支援を励みに、初出場の世界陸上では上位入賞狙う。

 5度目のマラソンとして臨んだ08年11月東京国際女子で2時間24分27秒の自己ベストで2位に入った。3月にその成績と安定感が評価され4人目のマラソン代表に選ばれた。初マラソンとして挑んだ07年1月大阪国際女子で2時間24分43秒で3位となったが、世界陸上代表争いでは6番目の選手で補欠だった。北京五輪代表入りをかけた08年大阪国際女子に出場したが左かかとを痛め途中棄権、2カ月後の名古屋国際女子にも出場し2時間26分39秒で3位に入って健闘を見せたが、一歩及ばず代表になれなかった。

加納由理(かのう・ゆり) 1978年(昭53)10月27日、兵庫県高砂市生まれ。須磨学園-立命館大-01年資生堂-07年セカンドウィンドAC入り。07年1月初マラソンの大阪国際女子で3位。9月の北海道マラソンで初優勝した。08年6月札幌国際ハーフマラソンを自己新記録で優勝。11月の東京国際女子マラソンでは自己ベスト更新も2位。152センチ、40キロ。

自己ベスト 2005年7月6日 ディスタンスチャレンジ札幌 5000メートル 15分21秒70
2004年9月25日 全日本実業団 1万メートル 31分53秒7
2008年6月15日 札幌国際 ハーフマラソン 1時間8分57秒
2008年11月16日 東京国際女子 マラソン 2時間24分27秒
主な戦績 2005年 横浜国際女子駅伝 区間賞(2区=31分25秒)
2007年 大阪国際女子マラソン 3位(2時間24分43秒)
2007年 北海道マラソン 優勝(2時間30分43秒)
2008年 名古屋国際女子マラソン 3位(2時間26分39秒)
2008年 札幌国際ハーフマラソン 優勝(1時間8分57秒)
2008年 東京国際女子マラソン 2位(2時間24分27秒)
2009年 香川丸亀国際ハーフマラソン 2位(1時間9分22秒)
2009年 ロンドンマラソン 女子11位(2時間28分44秒)






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