<第88回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 東洋大の柏原竜二(4年=いわき総合)が、2年前に自身が出した区間記録を29秒も上回る1時間16分39秒で、4年連続で箱根の山を制した。小田原中継所では4年目で初めてトップでタスキを受けた。2位早大に1分54秒差を付けてスタートすると、途中ややペースダウンしたものの下りに入り激走。結局2位早大に5分7秒差を付けガッツポーズで芦ノ湖にゴール。チームは往路記録も更新した。

 柏原は「みんながトップでつないでくれてうれしかったです。涙が出そうでした。(2位以下に)何とか差を付けようと頑張りました」とレースを振り返った。被災地の故郷・福島に向けては「僕が苦しいのはたった1時間ちょっと。福島の人たちに比べたら全然苦しくなかったです」と話した。