全日本実業団対抗女子駅伝(16日、宮城)で、中日本予選を制したデンソーが台風の目になりそうだ。前回大会の3区区間賞の杉原加代(29)を外した布陣での優勝で、底力のあるところを見せつけるレースだった。

 大学駅伝優勝経験のある石橋麻衣(23=仏教大出)が1区で、高校駅伝優勝経験のある高島由香(24=興譲館出)が3区で、そして地方国立大出身という異色選手の水口侑子(27=三重大出)も5区で区間賞と快走した。

 全日本では昨年のテグ世界陸上代表だった杉原が加わる。「ドリームチームですね…。言い過ぎかもしれませんが」と杉原。自身は3区で連続区間賞を目指す。