全日本実業団対抗女子駅伝は15日、宮城県松島町中央公民館前~仙台市陸上競技場の6区間、42・195キロで行われる。

 第一生命は選手層の厚さはNO・1だ。日本選手権1万メートルでは田中華絵、田中智美、野村沙世が5、7、8位とトリプル入賞。5000メートルの今季平均タイムも参加チームトップを占める。

 チームの課題は前半のエース区間3区を任せられる選手の不在だ。日本選手権入賞の3人も、優勝した新谷仁美(ユニバーサルエンターテインメント)には1周差をつけられた。

 山下佐知子監督は「実業団は新谷さんのような選手を育てるのが使命」と、エース出現を熱望する。

 その新谷が故障で欠場することにより展開は楽になった。第一生命にエースが誕生すれば、2年ぶりの優勝に大きく近づく。