日本陸連は23日、世界選手権(8月・北京)競歩代表として7選手を発表し、男子20キロは3月の全日本能美大会で世界記録を樹立した鈴木雄介、2月の日本選手権を当時の日本新記録で制した高橋英輝(ともに富士通)に加え、能美大会2位の藤沢勇(ALSOK)が入った。

 男子50キロは谷井孝行、荒井広宙、山崎勇喜の自衛隊勢が占めた。女子20キロは日本選手権覇者の岡田久美子(ビックカメラ)だけが選ばれた。8位以内に入った日本人トップは来年のリオデジャネイロ五輪代表に決まる。

 日本陸連が定めた派遣設定記録Aを突破して選考会で優勝した鈴木、高橋、荒井と仁川アジア大会王者の谷井は既に代表に決まっていた。20キロは松永大介(東洋大)、50キロは吉田琢哉(盛岡市役所)が他に派遣設定記録Aをクリアしていたが、選考会の順位などから藤沢、山崎が選出された。