日本陸連は2日、マラソンのナショナルチーム(NT)の今季メンバーとして男子は今井正人(トヨタ自動車九州)ら7人、女子は前田彩里(ダイハツ)ら9人を発表した。

 川内優輝(28=埼玉県庁)はナショナルチームへの参加を辞退し、独自路線で悲願の五輪出場権を狙う。5日に行われるゴールドコーストマラソン(オーストラリア)に向けてこの日に成田空港から出発した。辞退の理由について昨年の同チームの活動を挙げ「12人いてサブテン(2時間10分切り)が2人だけ。このチームにいてもプラスにならない」とばっさり。五輪挑戦は今回が最後と考える川内は「科学より野性的に山を駆けずり回るのが自分のやり方」と笑顔で言った。