陸上の世界ユース(17歳以下)選手権で男子短距離2冠のサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)が、22日に開幕する世界選手権(北京)の男子200メートル日本代表に選出された。

 日本陸連が4日に都内で会見を開き、発表した。

 サニブラウンは世界ユースの200メートル決勝で20秒34をマークし、世界選手権の参加標準記録(20秒50)を突破。日本陸連は3日に選考委員会を開き、追加での選出を決めた。400メートルリレーで出場する可能性もある。会見に出席した原田康弘強化委員長は「20秒34は非常にいい記録。まだ16歳。1つ1つ勝ってほしい。まずは準決勝に進み、世界でどう戦っていけるのかを感じてほしい」と新星のさらなる飛躍に期待を込めた。