英紙サンデー・タイムズは22日、2021年世界陸上選手権の開催地を4月に米オレゴン州ユージンに決めた際の国際陸連の手順を疑問視し、国際刑事警察機構(ICPO)元総裁のエリクソン氏が警察に捜査を要求したと報じた。

 同氏が中心になってスウェーデンも大会招致を目指していたが、正規の手続きを経ることなく開催地が決まったと主張している。

 ユージンは19年世界選手権にも立候補したが、昨年11月にドーハに敗れていた。8月に国際陸連会長を引き継いだコー氏は「不正や不適切な行動の証拠が出てくれば、理事会で決定の再検討を提案する」と説明した。

 ディアク前会長はドーピングに絡んだ収賄容疑などでフランス司法当局の捜査を受けている。