陸上の世界クロスカントリー選手権で2度の優勝経験のある女子のエミリー・チェベトら7人がドーピング違反で資格停止処分を受けたと27日、ケニア陸連が明らかにした。AP通信が報じた。

 今夏の世界選手権開幕前の検査で陽性反応を示し、暫定的な資格停止処分とされた女子400メートルのジョイス・ザカリ、同400メートル障害のコキ・マヌンガも含まれている。長距離王国のケニアでは2012年以来、40選手以上のドーピング違反が相次ぎ、世界反ドーピング機関(WADA)は組織的な薬物違反が発覚したロシアに続いて強い懸念を表明している。