新人パワーで上位進出を狙う。拓大の箱根駅伝壮行会が1日、文京キャンパスで開催。06年に亜大を優勝に導いた岡田正裕監督(70)は山登りの5区に馬場祐輔(1年)を指名すると、エチオピア人のワークナー・デレセ(1年)はエース区間の2区を志願。10区間中、最大4区間で1年生が起用されそうだ。

 指導歴30年以上の岡田監督の眼力が光る。馬場は高校時代に陸上部に所属していない。個人指導を受けておらず、高校総体などの出場歴もない。デレセも陸上を始めたばかりでレース経験はない。それでも未知の才能を発掘した成果が出ている。金森寛人主将(4年)は「4年生が引っ張り、1年生が突き上げる。相乗効果でチーム力は上がっている」と本番を待ち遠しそうに言った。