「最強の市民ランナー」公務員ランナー川内優輝(28=埼玉県庁)が、一発逆転の大ばくちに出る。

 16日、大阪市内でリオ五輪最終選考会のびわ湖毎日マラソン(3月6日)の記者発表が行われ、川内は一般参加でエントリー。昨年12月の福岡国際で2時間12分48秒の8位に沈んだ直後「(再挑戦を)考えられたら」とにおわせていたプランを実行した。2度目の選考会出場のために、日本陸連設定記録2時間6分30秒を切るしかリオへの道はない。大会側から受けた招待選手の誘いを断って、原点の一般参加で大逆転を狙う。