国際陸連のコー会長がドーピング違反の相次ぐケニアが世界反ドーピング機関(WADA)に「不適格組織」と認定された場合、リオデジャネイロ五輪の出場禁止処分も辞さないと述べたと複数の英メディアが18日に伝えた。

 会長はテレビでの取材に「彼らを世界選手権や五輪から撤退させることになったとしても、やらなければならない」と陸上界の名誉回復へ強い姿勢を示した。陸上の強豪ケニアは過去3年で薬物違反による資格停止が40人以上になった。反ドーピング機関の関係者にはロシアと同じく不適格組織とされる可能性があると指摘されている。