世界反ドーピング機関(WADA)は22日、ドーピング違反が相次いだケニアに、4月5日までに国際規定に従った改善策を提出するように期限を設定したと発表した。同日に独立検証委員会を開く。改善がない場合はケニアの反ドーピング機関を「不適格組織」と認定するよう提案し、5月12日に処分を最終決定する。

 当初の期限だった11日までに反ドーピング態勢が整わず、22日までにケニアの反ドーピング機関が提出した改善策もWADAの規定を満たしていないという。

 検査態勢の不備があるとしていたアルゼンチンの反ドーピング機関は、改善が進んだとして「不適格組織」のリストから外した。