東洋大時代に「山の神」として箱根駅伝を沸かせた柏原竜二(26=富士通)が、2度目のフルマラソンに臨んだ。2時間22分15秒の52位と苦しい結果に終わり「25キロまで(上位に)付いても、42・195キロ付ききれなかったら意味がない」と渋い表情で振り返った。

 マラソン初挑戦となった昨年9月20日のシドニーマラソンは2時間20分45秒。タイムを落としたこともあり、終始冷静な表情で自分の走りを分析した。20年東京五輪についても「東京に向けてやっていくのも大事だけれど、1年1年しっかりやっていくのが大事。東京までにも世界選手権、日本選手権、アジア大会などがあるので、1つ1つを狙っていきたい」と身近な目標にベクトルを向けた。