女子100メートル(切断などT47)で辻沙絵(日体大)が12秒86の日本新記録をマークし、同400メートルとの2冠に輝いた。

 リオデジャネイロ・パラリンピック代表に内定済みの男子の佐藤友祈(WORLD-AC)は400メートル、1500メートル(ともに車いすT52)を制した。

 昨年3月にハンドボールから陸上へ転向した辻は「目標の12秒台に入れてうれしい」。一方、ことしの世界ランキング3位の400メートルは1分を切れず「中盤で落ち、後半も伸びなかった。力不足」と出場を狙うリオ大会へ反省を忘れなかった。