リオ五輪で金メダル宣言をしながら、14位に終わった女子マラソンの福士加代子(34)に、カンテレ(大阪市北区)が密着したドキュメンタリー特番「私がマラソンを好きになった理由~大阪からリオへ 福士加代子 金メダル宣言の真実」は、27日午後4時30分から、関西ローカルで放送される。

 同局はこれまで、福士のトラック時代から5本の特番を手がけており、今回が6作目。故障と闘いながらメダルを目指した福士に密着してきた。

 番組の担当ディレクター、澤田淳司氏(同局スポーツ部)は、05年から11年、約4000日に渡って福士を追い、福士が「マラソンをやって、自分自身が丸裸になった。弱いところも強いところも、乗り越えながら、いろんな自分が見えてきた」と話した言葉に感銘を受けたという。

 同氏は「番組は、マラソンを通しての人間成長物語でもあります」とコメントしている。