日本陸連は28日、都内で理事会を開催して、新しい強化委員長を、男子100メートル日本記録保持者(10秒00)の伊東浩司氏(46=甲南大教授)にすることを決めた。

 伊東氏は現在の強化委員会で副委員長を務めていた。リオデジャネイロ五輪で陸上日本選手団の監督を務めた麻場一徳現委員長(56)にかわって、4年後の東京五輪に向けて強化のトップを務める。

 伊東氏は「陸上人として東京五輪にはどのような形でも関わりたいと思っていた。インスタント(即席)な強化ではなく、いろんな人の意見を聞いてやっていければ」と話した。