2008年北京五輪の陸上女子走り高跳びで3位に入ったアンナ・チチェロワ(ロシア)が、ドーピング再検査で陽性反応を示したため失格とした国際オリンピック委員会(IOC)の処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと27日、タス通信が報じた。

 IOCによると、34歳の同選手は禁止薬物のトゥリナボルに陽性反応を示し、銅メダル剥奪が決定。12年ロンドン五輪では金メダルを獲得したが、現状で処分は北京の銅メダルに限られている。