青学大時代に箱根駅伝を連覇し「山の神」の異名を取った神野大地(23=コニカミノルタ)が上々の実業団駅伝デビューを果たした。エース級が集う2区(15・3キロ)で区間3位。チームを5位から2位に引き上げ「(自己採点は)85点。最低限の仕事はできた」とほっとした。

 入社2年目の来季はマラソンに挑戦する予定で、もちろん東京五輪出場も目標。今年6月にフィジカルトレーナーと自腹で専属契約。「お金はかかりますけど、強くなるため、五輪に行くためには必要」。体幹や心拍数を鍛えるトレーニングメニューなどを消化。無駄な筋肉をなくし、エネルギー消費を抑えるため、腕立てや腹筋、背筋は一切行わない。代わりにインナーマッスルや柔軟性を強化している。「山の神」の名称とは決別し、次は五輪で人を魅了する。