青学大が5時間15分15秒で初優勝を飾った。2位には最終区で逆転された早大が入った。3位山梨学院大、4位駒大、5位中央学院大、6位東洋大までが来年のシード権を獲得した。

 青学大は、どの選手も万全の意味で「どこを切ってもおいしい」名古屋名物の伊勢エビにかけて「エビフライ大作戦」と自信を持って臨んだ大会。だが、現実は決して甘くなかった。

 スタートの1区では8位といきなり出遅れる。2区でトップに立つも3区で早大に逆転を許す。一時は1分以上の差をつけられた。優勝は絶望的と思われたが、大学3冠&箱根駅伝3連覇を目指す選手たちはあきらめない。

 後半5区で小野田勇次(2年)、6区では初の3大駅伝出場の森田歩希(2年)が区間賞の好走で差を徐々に詰める。最後はアンカーのエース一色恭志(4年)が再逆転に成功し、初の「日本一」の座を獲得した。

 先月の出雲に続き、昨年2位と唯一不覚を取った今大会を制した。来年1月の箱根では目標の3連覇と大学駅伝3冠を実現する。

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