米フロリダ大に進学する陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム(17=城西高3年)が21日、都内で行われた20年東京五輪に向けた若手選手発掘・育成プロジェクト「ダイヤモンドアスリート」の認定式に出席した。

 同大へ進学を発表後、初の公の場。サニブラウンは「勉強の方ではスポーツマネジメントをしたい。世界的に使用できる資格を取れる。国際的に仕事ができれば。競技面では数々のオリンピアンを育てているコーチがいて、選手1人1人に練習メニューを出してくださる。後輩達に選択肢を広げられる先駆者になれれば」と意気込みを語った。リオデジャネイロ五輪には、けがの影響もあり出場できなかったが、来夏には世界選手権がロンドンで開催される。「前回よりいいステージに進めたら」と決勝進出を見据えた。

 この日は小池百合子都知事も登壇。金メダル意識して? ゴールドの衣装で登壇した小池氏からも「世界で認められるリーダーとして頑張ってください」となどと激励を受けた。サニブラウンは「アスリートのために仕事をしてくださっている。期待に応えられるようにベストパフォーマンスを出せるように、日本の皆さんにいい姿を見せられれば」と話した。