優勝候補の筆頭に挙げられたトヨタ自動車は2区で区間27位に沈んだのが響き、2001~03年のコニカ(現コニカミノルタ)以来の3連覇はならなかった。

 佐藤監督は「あまりにも離れすぎてしまった」と誤算を認めながらも「旭化成の頑張りを褒めるべき」とライバルをたたえた。

 ただ、3区では大石が20人抜きで区間賞を獲得。エース区間の4区でも東洋大出のルーキー服部が区間5位と踏ん張った。脚がつりそうになりながらも、順位を一つ上げたホープは「合格点。マラソンに向けてはいい形になった」とうなずいた。