「美人競歩選手」として知られる岡田久美子(25=ビックカメラ)が18日、神戸市内で日本選手権20キロ競歩の記者会見に臨んだ。

 19日に神戸・六甲アイランド甲南大周辺コースで行われる今大会で日本人1位となり、1時間29分15秒の派遣設定記録を切れば8月の世界選手権(ロンドン)内定となる。自己記録1時間29分40秒で、2連覇中の岡田は「ロンドン世界陸上に行きたい」と力強く意気込んだ。

 16年リオデジャネイロ五輪男子50キロ競歩では荒井広宙(28=自衛隊)が銅メダルを獲得するなど、競歩の注目度は徐々に上がっている。岡田は「前までは街中を歩いていても、周りの人にバカにされていた。それが最近は『あれ、競歩っていうんだよ』という声が聞こえるんです。誇りに思います」とニッコリ。自らに続く女子選手の台頭が望まれる状況だが「まずは(20年)東京五輪での入賞以上を目指したい。女子はリオも(代表が)私1人。まずは私が結果を1年1年残していくことによって、(日本全体で)レベルアップしたい」とエースの自覚を口にした。