静岡県函南町出身で初めてフルマラソンに挑戦した東大生ランナー近藤秀一(2年、韮山出)が、2時間14分13秒で27位に入った。

 中盤まで5キロのラップを15分30秒前後で刻む着実な走りで、準エリート(各都道府県陸上競技協会や提携大会が推薦する選手)枠では1位となる好記録だった。昨年末、今年1月の箱根駅伝に走ることができないと判明すると、即座に東京マラソン挑戦を決意。約3カ月かけて準備した成果を示した。

 箱根駅伝で創価大の4区を走ったセルナルド祐慈(4年、富士宮西出)もフルマラソン初挑戦で2時間16分21秒を記録し、34位に入った。今春から富士宮市役所に就職するため、今大会を最後に第一線から退く方向だという。