リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルの山県亮太(セイコーホールディングス)は1レース目で10秒06、2レース目で10秒08。8月にロンドンで行われる世界選手権の参加標準記録10秒12を突破した。

 悲願の9秒台突入へ、自信を深める今季初戦となった。山県は予選、決勝を走るイメージで臨んだ2レースともに10秒0台をマークした。「力強さがまた一段と増した。悪くないスタート」と手応えを口にした。10秒06の1レース目は中盤の加速に課題を感じ、約2時間半後の2レース目で修正し、同走した桐生の出遅れもあって終始先行した。条件に恵まれずに10秒08と伸びなかったものの「中盤に上げていく感覚があった」と好感触だった。