日本陸連は17日、都内で8月の世界選手権(ロンドン)のマラソン代表男女6人を発表した。昨年12月の福岡国際で2時間9分11秒の日本人最高3位に入った川内優輝(30=埼玉県庁)が、2大会ぶり3度目の世界選手権の代表に決定した。

 この日は勤務する埼玉・久喜高定時制課程の欠員募集の願書受け付け日だったため、取材対応はなかったが、書面でコメントを発表した。

 「日の丸をつけて責任を感じるとともに、今度こそ結果を残さなければならないという覚悟を新たにしました」

 世界選手権は11年大邱大会18位、13年モスクワ大会も18位。日本代表として戦うのは、今大会が最後と決めている。

 海外でのレース経験を多く積んだきた川内は「『経験』、そして『応援』に、これまで2度の世界選手権で得た「暑熱対策」や「調整不足」を加えることで、自分自身の日本代表挑戦の集大成として、ロンドン世界選手権での『メダル獲得』という期待に応えるために全力を尽くして戦っていきたいと思います」とコメントした。