東洋大の卒業式が23日、東京・日本武道館で行われ、リオデジャネイロ五輪陸上男子20キロ競歩7位の松永大介(21)と今年の箱根駅伝1区区間賞の服部弾馬(22)が出席した。

 陸上部の寮長も務めた松永は「東洋大のOBとしてこれからしっかり活躍したい。仲間の活躍は自分を強くしてくれた。自分以外の負ける悔しさも学んだ」と大学生活を振り返った。19日の全日本競歩能美大会で優勝し、8月の世界選手権(ロンドン)代表に内定。「世界最強の競技者が目標。世界選手権ではメダルを意識したい」と話した。4月から競歩の強豪・富士通で競技を続ける。

 服部は春からはトーエネックに所属する。5000メートルで世界選手権代表入りを目指す。「昨年は松永と一緒にオリンピックに行こうと約束しましたが、自分が守れなかった。今年こそ一緒に世界選手権に行けるようにしたい」と抱負を語った。織田記念(4月29日)で世界選手権の参加標準記録13分22秒60切りを目指す。