日本陸連は15日、男子100メートルで日本人初の9秒台突入が期待される山県亮太(セイコーホールディングス)が21日のセイコー・ゴールデングランプリ川崎(川崎市等々力陸上競技場)を故障で欠場すると発表した。リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダルの山県は3月に痛めた右足首の状態が万全ではなく、4月末のレースも見送っていた。

 男子棒高跳びでリオ五輪7位の沢野大地、同200メートルの高瀬慧(ともに富士通)は体調不良のため参加を取りやめた。リオ五輪代表では男子400メートル障害の野沢啓佑(ミズノ)と女子走り幅跳びの甲斐好美(VOLVER)も故障で欠場する。

 男子110メートル障害の大室秀樹(大塚製薬)、同三段跳びの山下航平(福島陸協)は新たに出場が決まった。