陸上の世界選手権(来月4日開幕)が実施される英国で、もう一つの“最高峰”の戦いが行われる。東大陸上部は27日、京大と混成チームを組んで、オックスフォード大とケンブリッジ大の合同チーム「アキレスクラブ」と対抗戦を来月6日に実施すると発表した。

 日本最高の頭脳を持つランナーたちが、英国の名門大に対決を挑む。舞台は世界選手権で主に使用されるオリンピックスタジアムから北へ約80キロのケンブリッジ大。東大から31人、京大から6人が参加するという。陸上を通じながら、交流を深め、グローバルな人材な育成する狙いもあるという。

 アキレスクラブと日本の大学陸上部との対抗戦は過去に2度、実施されていた。1度目は28年。織田幹雄さん、沖田芳夫さん、南部忠平さん、西田修平さんら早大代表が対決した。その1週間後のアムステルダム五輪で、男子3段跳びの織田さんは五輪における日本人初の金メダルを獲得した。99年には早大、慶大、アキレスクラブでの対抗戦が開催された。今回は18年ぶりとなる対抗戦の復活となる。