リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(26=ミズノ)が目標を公言するススメを説いた。

 17日、東京・日本橋中学で行われた「東京オリンピックで夢と感動を!」をテーマにした講演会に日本オリンピック委員会の竹田恒和会長(70)と出席。集まった中学生へ向かって「皆さん違った目標を持っていらっしゃると思います」といい、助言を送った。

 「目標をいろんな方に伝えると、応援してくれる人もすごく増えてくれる。頑張っていれば、誰かが見ていて、力を貸してくれると思う。選択肢をくれる人もいる。チャンスをつかめる準備をしながら、周りの仲間を大事に頑張ってください」

 ずっと世界大会でのメダルを目標としてきて、リオ五輪と今夏の世界選手権ロンドン大会の男子400メートルリレーでも銅メダルを獲得した。自身の経験に基づくアドバイスでもあった。

 20年東京五輪の目標については「まだ29歳でまだまだ頑張れる。リレーでもう1度リレーでメダルを取る。個人でも決勝で思い切り走る姿を見せたい」と宣言した。きつい練習の時こそ笑顔を忘れないという26歳。3年後の目標を実現すべく、努力を積み重ねていく。