陸上男子100メートルで日本記録9秒98を持つ桐生祥秀(21=東洋大)が、2028年ロサンゼルス五輪まで現役を続ける考えを示した。25日、東洋大のイベントにビデオ出演して「2024年(パリ五輪)も2028年も狙っていきたい」と発言。これまで地元で開催される24年滋賀国体まで走る考えを示していたが、4年間延長して32歳で迎えるロスを視野に入れた。4大会連続五輪出場を果たせば、朝原宣治氏、室伏広治氏らの日本陸上界最多タイ記録になる。

 土江コーチは「可能だと思う。桐生には『五輪周期だよ』と言っている。五輪が終わった時に次の五輪ができるかどうか、それが競技を続ける基準になると話しています」と口にした。

 週明けには、2年目に突入する室伏広治氏による筋力強化から、来季への冬季練習を開始する。レジェンドたちに近づくために「ジェット桐生」が動きだす。