第45回「JALホノルル・マラソン」は10日、米ハワイ州ホノルルで日本人約1万2000人を含む約2万6000人が参加して行われ、フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さん(27)が初マラソンを4時間34分13秒で完走した。日本勢の最高は男子が谷本啓剛(ウェリントン・スコティシュ)の7位で2時間29分7秒、女子は吉冨博子(メモリード)の5位で2時間40分13秒。車いすの男子は副島正純(ソシオSOEJIMA)が1時間39分24秒で5年連続11度目、女子は土田和歌子(八千代工業)が1時間49分33秒で2年連続11度目の優勝。

 浅田さんは目標の4時間30分にはわずかに及ばなかったが「取りあえず完走できて、ほっとしている。80点の出来」と笑顔を見せた。薄紫の野球帽に上下黒のウエア姿。沿道から「真央ちゃん!」とたくさん声援をもらい「(スケートの)試合と似ているなと思った」と話した。11月の練習中に左膝を痛めたそうで「15キロで痛みが出たと思ったら持ち直し、20キロで体が重くなったら持ち直しで、その繰り返しで苦しかった。今までこんなに追い込むことはなかったので、ランナーの皆さんはすごい」と目を丸くしていた。