ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)が2時間6分11秒で2位に入り、日本記録を更新した。2002年に高岡寿成が出した2時間6分16秒の日本記録を16年ぶりに突破した。
日本実業団連合は、日本新記録を出した選手に1億円の報奨金を出すマラソン強化プロジェクトをスタートさせており、これで見事にクリアして1億円をつかみ取った。
競技後のインタビューは以下の通り。
-ゴールした瞬間、倒れ込んでいた
設楽 今回は記録よりも勝つことを意識してたので、総合1位は取ることが出来なかったが、日本人トップを取ることが出来てうれしい。
-目の前にあと一人
設楽 前は見えていたが、もうあれが僕の限界でした。
-16年ぶり日本記録を更新
設楽 正直、狙っていなかった。2時間9分を狙っていたので、目標を達成できて良かった。
-記者会見の2時間9分というのは本音だった?
設楽 2時間9分以内ということで、6分台も入れるという可能性を含めて。
-昨年は最後の方で1億円というコールがなくなったが、今年は最後まで言ってもらえるように走りますと言っていた
設楽 最後まで「1億円取ってこい」と声をかけていただいた方がいたので、しっかり頑張ることが出来た。
-今の心境は
設楽 今は休みたい。
-今後の予定は
設楽 3月はもう走らないです。
-毎週、本番のレースに望んで、練習のようにこなしていた
設楽 土日に試合がないとサボってしまう。試合がある分、日頃の練習を頑張ることができているので、結果を残せている要因としては、土日の試合があるおかげだと思う。
-これからで足りないものは
設楽 今の練習は間違ってないと思うので、これからも同じ練習をすれば、結果はついてくると思う。
-(レース展開で)去年とは逆の形で井上をとらえた
設楽 32キロくらいで負けたなと思ったが、30キロ以降に家族の応援があったり、会社の応援があったりで頑張ることが出来た。最後まで諦めずに走ることが出来た。