25日の東京マラソンで2時間6分54秒で5位、日本人2位に入った井上大仁(25=MHPS)は26日、日本実業団陸上競技連合から実業団マラソン選手日本記録「挑戦」奨励賞の表彰を受け、褒賞金1000万円の目録を授与された。

 井上は「負けた、という事実と筋肉痛が1番きている」とレースを振り返る。一緒に会見に臨んだ日本新記録を樹立した設楽悠太(26=ホンダ)が足を引きずっているのを見て「自分はわりと元気。出し切れなかった差が、最終的な差になった。そこまでできなかったのが敗因」と冷静に語った。

 1000万円の使い道は「何に使うかはまだ考えていない」と少し笑った。今後は8月にジャカルタで行われるアジア大会も視野に入れる。「黒木監督とも相談して決めていく。暑い気候の中でのレースも体感したい。海外勢との勝負する高速レースにも身を置きたい」との考えを明らかにした。