陸上男子の蘇炳添(そ・へいてん=中国)が22日にマドリードで開かれた国際競技大会の100メートルで追い風0・2メートルの条件下、9秒91をマークして優勝し、ナイジェリア出身のフェミセウン・オグノデ(カタール)のアジア記録に並んだ。

 謝震業(中国)が19日に出した9秒97の中国記録も大幅に更新した。

 28歳の蘇炳添は2015年に中国勢として初めて10秒の壁を破る9秒99を樹立。昨年の世界選手権でアジア勢初の8位入賞を果たしている。日本記録は桐生祥秀(日本生命)が昨年9月にマークした9秒98。