17年世界選手権(ロンドン)代表の鍋島莉奈(24=日本郵政グループ)が15分30秒93で2連覇を果たし、8月のアジア大会(ジャカルタ)代表に内定した。

 大会前時点で15分11秒83の資格記録を持っており、優勝で内定の基準を満たした。最後に飛び出すレース展開となり「自分がレースを引っ張っていく展開にしたかった」と振り返りながらも「アジア大会で自分のパフォーマンスをしたい。メダルを目標に頑張ります」と意気込んだ。

 高知県須崎市出身の鍋島は山田高、鹿屋体大を経て、16年に入社。直近の2年間を「下積み」とし「今、やっと生きてきた」と笑う。16年リオデジャネイロ五輪代表の鈴木亜由子らの背中を追い、着々とつけた実力。アジアの大舞台を見据え「今がピークじゃないと信じて、頑張りたい」と力強く言い切った。