日本陸連は25日、山口市内でアジア大会(8月、ジャカルタ)の日本代表内定選手発表記者会見を行った。日本選手権(22~24日、山口市・維新みらいふスタジアム)で男子100メートル3位、200メートル4位だった桐生祥秀(22=日本生命)、100メートル5位だった多田修平(22=関学大)もリレー要員での代表入りが決まった。

 男子短距離では、すでに内定条件を満たしていた山県亮太(26=セイコー)、飯塚翔太(27=ミズノ)をはじめ、ケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)らが個人種目に名を連ねた。女子短距離では福島千里(29=セイコー)らも代表入りが決まった。

 すでにマラソン、競歩で9人の代表が決まっており、この日の記者会見では49人の名前が発表された。麻場一徳強化委員長はリレーについて「個人種目の選手を含めて、総力戦で戦わないといけない」。全体的な視点では「結果としていいメンバーが選考できた。2020年の東京(五輪)へいい流れができるような競技をしていきたい。当然、メダルを目指して、メダルを取れるメンバーを選考した」とコメントした。アジア大会の代表は、これで合計58人となった。