男子1万メートルは大迫傑(27=ナイキ)が28分26秒41で優勝した。大迫は日本記録を持つ5000メートルのBにも出場し13分53秒01で1位。同種目のAはドミニク・ランガット(コニカミノルタ)が13分34秒60で勝った。女子5000メートルはジャカルタ・アジア大会1万メートル代表の堀優花(パナソニック)が15分37秒51で制した。

 10月のシカゴ・マラソンに出場する大迫は5000メートルと1万メートルに出場し「練習の一環で走ったが、思った以上のタイムで走れたので良かった」と淡々と振り返った。練習での走行距離を落とさずに臨んだという。先に走った5000メートルは「きつかったけど、最後は粘り切れた」と13分台でまとめた。約1時間後の1万メートルでは一騎打ちとなった山藤(神奈川大)を残り2周できっちりとかわし、貫禄を示した。